セミナー

2024/5/28

第14回教育セミナー Basic Course

第56回日本小児感染症学会総会・学術集会において、本年も小児感染症学会・教育セミナーBasic Course(第14回)を開催致します。このセミナーは、第43回日本小児感染症学会総会・学術集会で初めて開催され、参加者から高い評価と継続に対する強い要望を頂戴し、毎年継続して開催しております。

Basic Courseは、参加者と双方向性のディスカッションを行うことに重きを置いてきましたが、新型コロナウイルスの流行後は感染対策のためにオンラインセミナー形式での開催に制限されていました。昨年度は感染対策に十分に配慮した上で一部の講演を現地開催し、全国から集った参加者と症例のディスカッションができるセミナーは好評を得ました。本年度も総論講義と特別講演を現地開催で行い、各論はオンラインセミナー形式とする予定です。また、本年度は特別講演の後に懇親会を予定しています。

このセミナーは、初期・後期研修医を中心とする小児感染症学会会員を主な受講生と想定しており、目的は以下に示す三点になります。Basic Courseが小児感染症を勉強するきっかけに、そしてより深く勉強する機会を提供できる場になると幸いです。

1)小児感染症の診断から治療までの基本的な事項を習得する。

主な対象者は、これから小児感染症を勉強しようと考えている、あるいは、より深く勉強したいと考えている若手医師です。講義内容は、小児感染症の診断から治療までの一連の流れが習得できる構成となっています。

2)世界標準(Global Standard)の診療を学ぶ。

小児感染症の成書に記載されている世界標準の診断と治療を習得することを目的とし、 それに合わせて、国内の現状や課題にも言及しています。

3)症例についての議論を通じて学ぶ。

セミナーで学んだことが実際の臨床の場ですぐに活用・応用できるように、できるだけ多くの症例に基づいた問題を提示しています。

本年度は各論のテーマとして「微生物」を扱い、小児感染症で重要な微生物を来年度以降とあわせて網羅していく予定です。


開催概要

※ 詳細は第56回日本小児感染症学会総会・学術集会HPでの続報をご確認下さい。

現地開催

総論

「小児感染症診断の基本」庄司 健介(国立成育医療研究センター感染症科)(45分)

「小児抗微生物薬治療の基本」笠井 正志(兵庫県立こども病院感染症内科)(45分)


特別講演

「予防接種の基本(仮)」勝田 友博(聖マリアンナ医科大学、横浜市西部病院小児科)(45分)


開催日時

2024年11月15日(金)(15:00開始)


開催場所

出島メッセ長崎(第56回日本小児感染症学会学術集会と同じ会場)


定員

60名(予定)


参加資格 / 事前申し込み / 参加費

  • 日本小児感染症学会の会員であることが参加資格になります。
  • 事前申し込みが必要です(事前申し込みの方法は、後日周知致します)。
  • 参加費は無料です。懇親会に参加される方からは、懇親会費をいただく予定にしています。

オンデマンド配信

2024年11月15日以降を予定 (配信期間は現在検討中です)

各論

微生物(各30-40分)

①A群溶連菌 二木 良平(国立成育医療研究センター感染症科)

②肺炎球菌 汐田 航平(大阪市立総合医療センター小児救急・感染症内科)

③黄色ブドウ球菌 中村 祥崇(東京都立小児総合医療センター感染症科)

④インフルエンザウイルス 工藤 芳優(札幌医科大学医学部小児科学講座)

⑤RSウイルス 長澤耕男(千葉大学医学部小児科)

⑥エンテロウイルス / パレコウイルス 相澤 悠太(新潟大学医学部小児科)


配信内容

日本小児感染症学会のホームページ内「会員専用ホームページ」から配信します。


参加資格 / 事前申し込み / 参加費

  • 申し込み/参加費は不要です。
  • 会員専用ページからの配信ですので、日本小児感染症学会への会員登録が事前に必要になりますことをご了承ください。

参加申込にあたっての注意事項

  • 一定期間会費を滞納されている方は8月末をもって自動退会となります。
  • 現在、非会員の方で参加申込希望がある方は期日(後日周知します)までに入会手続きを完了してください。

主催

日本小児感染症学会 教育委員会


実行委員

山中崇之、中河秀憲、小川英輝、松田裕介、種市哲吉、谷口公啓、多田歩未、井上健斗、 船木孝則、手塚宜行、庄司健介

第13回教育セミナーベーシックコースの様子
第13回教育セミナーベーシックコースの様子

〈第13回教育セミナーベーシックコースの様子〉