セミナー

2023/5/15

第13回教育セミナー Basic Course

 第55回日本小児感染症学会総会・学術集会において、本年も小児感染症学会・教育セミナーBasic Course(第13回)を開催致します。このセミナーは、第43回日本小児感染症学会総会・学術集会で初めて開催され、参加者から高い評価、並びに継続に対する強い要望を頂戴していることから、毎年継続して開催するに至っています。

 Basic Courseは、講師やファシリテータを交え、参加者とインタラクティブなグループディスカッションを行うことに重きを置いてきましたが、ここ数年間は感染対策のためにオンラインセミナー形式での開催に制限されていました。今年度は、一部の講演を現地開催し、感染対策に十分に配慮した上で、以前のような双方向性の講義が行えるように準備しています。一方で、オンラインセミナー形式も、特に学術集会への参加が難しかった受講希望者から、いつでも繰り返し視聴できるなどの利便性から高い評価を頂いており、併用する予定です。

 このセミナーは、初期・後期研修医を中心とする小児感染症学会会員を主な受講生と想定しており、目的は以下に示す三点になります。Basic Courseが小児感染症を勉強するきっかけに、そしてより深く勉強する機会を提供できる場になると幸いです。

1)小児感染症の診断から治療までの基本的な事項を習得する。

主な対象者は、これから小児感染症を勉強しようと考えている、あるいは、より深く勉強したいと考えている若手医師です。講義内容は、小児感染症の診断から治療までの一連の流れが習得できる構成となっています。

2)世界標準(Global Standard)の診療を学ぶ。

小児感染症の成書に記載されている世界標準の診断と治療を習得することを目的とし、 それに合わせて、国内の現状や課題にも言及しています。

3)症例についての議論を通じて学ぶ。

セミナーで学んだことが実際の臨床の場ですぐに活用・応用できるように、できるだけ多くの症例に基づいた問題を提示しています。


開催概要

現地開催

2023年11月24日(開始時刻は現在調整中です)

総論

「小児感染症診断の基本」笠井 正志(兵庫県立こども病院感染症内科)(45分)

「小児抗微生物薬治療の基本」宮入 烈(浜松医科大学小児科)(45分)


特別講演

「WHOでの活動、途上国支援(仮題)」堀越 裕歩(東京都立小児総合医療センター感染症科)(45分)


開催場所

名古屋国際会議場(第55回日本小児感染症学会学術集会と同じ会場)


定員

60名(予定:現在調整中)


参加資格 / 事前申し込み / 参加費

日本小児感染症学会の会員であることが参加資格になります。

事前申し込みが必要です(事前申し込みの方法は、後日周知致します)。

参加費は無料です。

オンデマンド配信

2023年11月24日以降(配信期間は現在検討中です)

各論

臓器別感染症(各30-40分の予定)

①尿路感染症 葛西 健人(国立成育医療研究センター感染症科)

②頭頚部感染症 多田 歩未(東京都立小児総合医療センター感染症科)

③呼吸器感染症 草野 泰造(千葉県こども病院感染症科)

④消化器感染症 堀田 貴大(大阪市立総合医療センター小児救急・感染症内科)

⑤中枢神経感染症 田中 悠平(久留米大学小児科)

⑥骨関節感染症 春田 一憲(名古屋大学小児科)


配信内容

各論6コマをこの日本小児感染症学会のホームページ内「会員専用ページ」から配信します。また、11月24日に現地開催した総論、特別講演につきましても、当日の講義を録画し、準備が出来次第、オンデマンド配信する予定です。


参加資格 / 事前申し込み / 参加費

申し込み/参加費は不要です。

会員専用ページからの配信ですので、日本小児感染症学会への会員登録が事前に必要になりますことをご了承下さい。


参加申込にあたっての注意事項

一定期間会費を滞納されている方は8月末をもって自動退会となります。

現在、非会員の方で参加希望がある方は、期日(後日周知します)までに入会手続きを完了してください。

主催

日本小児感染症学会 教育委員会


実行委員

中河秀憲、井上健斗、山中崇之、小川英輝、松田裕介、種市哲吉、谷口公啓、武井悠、 船木孝則、手塚宜行、庄司健介