機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第18巻第3号目次 > 抄録

─原著─

造影MRIで診断した恥骨坐骨軟骨結合骨髄炎の2症例

藤井 祥子1), 下園 広行2), 柏 弘1), 原 三千丸3)

1)マツダ病院小児科
2)JA広島総合病院小児科
3)原小児科
〔〒730-0847 広島市中区舟入南3-4-1-1106〕


 恥骨坐骨軟骨結合骨髄炎の2症例を経験した.2症例ともに発熱,患側の鼠径周囲痛およびCRPの上昇を認め,血液培養でメチシリン感受性黄色ブドウ球菌が陽性であった.診断には造影MRIが有用であった.
 近年,骨髄炎の早期診断におけるMRIの有用性が認められつつあり,シンチグラフィーより診断率が高いとも報告されている6).鼠径部周囲痛を訴え感染徴候を認める症例では,恥骨坐骨軟骨結合部骨髄炎の可能性を考慮し,診断の一助として造影MRIを考慮することが勧められる.

Key words 恥骨坐骨軟骨結合骨髄炎, 骨盤骨髄炎, 造影MRI
受付日 2006年1月25日
受理日 2006年6月5日

小児感染免疫 18 (3):255─259,2006

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