─特別寄稿─
前思春期女児の性器における淋菌感染症を非性的感染であるとする文献の臨床的検証
山田 不二子1)
1)認定NPO 法人チャイルドファーストジャパン
目的:小児に淋菌性外陰膣炎を認めた場合,欧米諸国では性虐待が第一鑑別診断にあげられるが,日本では非性的感染であるとして性虐待が否定されることが多い.この診断学の信用性・妥当性について検証するため,海外の論文と日本の論文を比較検討する.
方法:淋菌性外陰膣炎症例の感染経路や感染機序に関して検討している英文論文と和文論文を,PubMedやCiNiiなどを使って検索し,その信用性・妥当性について臨床的に考察する.
結果:和文論文において考察されている非性的感染という結論には,臨床的に考えて,信用性・妥当性の観点からみて疑義が多いことがわかった.
結論:小児に淋菌感染症,特に淋菌性外陰腟炎を認めた場合,入浴文化などの違いがあれども,日本でも欧米諸国同様,性虐待を第一鑑別診断にあげるべきである.
| Key words | 前思春期女児,淋菌感染症,非性的感染,性虐待,司法面接 |
|---|---|
| 連絡先 | 〒259-1132 伊勢原市桜台1-5-31 チェリーヒルズ金田2 階B 号室 |
| 受付日 | 2025年1月7日 |
| 受理日 | 2025年1月8日 |
小児感染免疫 37 (1):43─52,2025
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