機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第31巻第2号目次 > 抄録

─症例報告─

水痘ワクチン株による帯状疱疹の経過中に川崎病を発症した1例

親谷 佳佑1), 堤 裕幸2)

1)苫小牧市立病院小児科 2)北海道済生会西小樽病院


症例は1歳6か月の男児.水痘ワクチン接種6か月後に帯状疱疹に罹患し,その経過中に川崎病を発症した.痂皮のウイルス遺伝子の解析から,水痘ワクチン株による帯状疱疹と診断し,水痘ワクチンウイルスの再活性化が川崎病発症に繋がった可能性を考えた.

Key words 川崎病, 水痘ワクチン, 水痘, 帯状疱疹
連絡先 親谷佳佑 〒006-0041 札幌市手稲区金山1条1-240-6 北海道立子ども総合医療・療育センター
受付日 2018年8月13日
受理日 2019年2月18日

小児感染免疫 31 (2):151─156,2019

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