─症例報告─
多臓器障害を呈した重症熱性血小板減少症候群の男児例
中山 愛子1), 阿部 淳1), 田代 克弥1,2)
1)唐津赤十字病院小児科 2)佐賀大学医学部小児科
重症熱性血小板減少症候群はマダニが媒介する全身感染症であり,致命的な経過をたどることも多い.症例は生来健康な12歳男児.発熱,倦怠感,頸部リンパ節腫脹を認め,その後下痢が出現した.血液検査では白血球数減少,血小板数減少を認め,精査により重症熱性血小板減少症候群の診断に至った.呼吸・循環は保たれていたが,肝酵素上昇,血尿・蛋白尿を認めた.後遺症を残さず改善したが,紫斑,多臓器障害を生じており,重症化がまれとされている小児例でも慎重な管理が必要になる.
| Key words | 小児, 重症熱性血小板減少症候群, SFTS |
|---|---|
| 連絡先 | 中山愛子 〒847-8588 唐津市和多田2430 唐津赤十字病院小児科 |
| 受付日 | 2018年3月15日 |
| 受理日 | 2018年7月27日 |
小児感染免疫 30 (3):239─244,2018
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