機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第27巻第4号目次 > 抄録

─原著─

可逆性脳梁膨大部病変を伴う軽症脳炎・脳症を合併した急性巣状細菌性腎炎の1例

東 純史1), 桂 聡哉1), 梶田 聡美1), 山本 恭子1), 木島 衣理1), 金野 浩1), 溝口 好美1), 下辻 常介1), 山本 威久1)

1)箕面市立病院小児科
〔〒562-0014 箕面市萱野5-7-1〕


発熱,けいれん,意識障害の遷延で入院し,可逆性脳梁膨大部病変を伴う軽症脳炎・脳症(MERS)と急性巣状細菌性腎炎(AFBN)を合併した3歳女児を経験した.尿培養でエンテロコッカス・フェカリス菌を検出し,アンピシリン投与で速やかに改善した.細菌感染に合併したMERSはまれであるが,AFBNに合併した報告が散見される.不明熱で経過中,脳炎・脳症症状を呈した場合,MERSとAFBNを考慮する必要がある.

Key words 急性巣状細菌腎炎, AFBN, 可逆性脳梁膨大部病変を伴う軽症脳炎・脳症, MERS, 尿中β2ミクログロブリン, 尿中β2MG
受付日 2015年8月31日
受理日 2015年11月18日

小児感染免疫 27 (4):311─316,2016

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