─原著─
IVIG補充療法にて副作用を生じている,成人期に診断のついた抗IgA抗体を有するX連鎖性無γ-グロブリン血症
志村 優1), 森地 振一郎1), 呉 宗憲1), 柏木 保代1), 河島 尚志1)
1)東京医科大学病院小児科
〔〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-7-1〕
免疫グロブリン補充療法(intravenous immunoglobulin:IVIG)は,抗体産生不全症においては必須の治療法であるが,IVIGは副作用を生じることがあり,免疫不全症例での報告も多くみられる.今回われわれは,抗IgA抗体を有するX連鎖性無γ-グロブリン血症(X-linked hypogammaglobulinemia:XLA)と診断され,IVIG定期補充のたびにIVIGによると思われる副作用を生じている症例を経験した.免疫不全症では重篤な副作用は生じにくいとされているが,IVIG継続困難な症例の対応策の検討が必要と考えられた.
| Key words | X連鎖性無γ-グロブリン血症, XLA, γ-グロブリン, 副作用, 抗IgA抗体 |
|---|---|
| 受付日 | 2013年10月21日 |
| 受理日 | 2014年7月3日 |
小児感染免疫 26 (3):381─385,2014
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