─原著─
呼吸器症状を呈した小児から検出されたヒトボカウイルスの流行疫学および遺伝子系統樹解析(2010~2013年)
矢野 拓弥1), 落合 仁2), 渡辺 正博3), 庵原 俊昭4)
1)三重県保健環境研究所
〔〒512-1211 四日市市桜町3684-11〕
2)落合小児科医院
3)すずかこどもクリニック
4)国立病院機構三重病院
三重県感染症発生動向調査事業において,2010~2013年に三重県内の医療機関を受診した小児呼吸器感染症患者763名を対象にHBoVの流行疫学を把握するために調査を実施した.
HBoV陽性者は763名中25名(3.3%)であった.採取年別のHBoV陽性者数は2010年4名,2011年5名,2012年9名,2013年7名であった.HBoV陽性者は春から初夏に多数検出される傾向であった.
Key words | 急性呼吸器感染症, ヒトボカウイルス, 遺伝子系統樹解析 |
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受付日 | 2014年4月23日 |
受理日 | 2014年6月26日 |
小児感染免疫 26 (3):369─375,2014
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