─第45回日本小児感染症学会教育講演─
小児感染症における抗菌薬適正使用―耐性菌を増やさないための考え方―
尾内 一信*
*川崎医科大学小児科学講座
〔〒701-0192 倉敷市松島577〕
小児科領域における抗菌薬療法の基本は,小児の特殊性に配慮しながら感染症の原因菌を想定し,原因菌に対して感受性のある抗菌薬を必要な期間投与することである.また,抗菌薬を投与後適当な期間に有効性を評価することも重要である.近年は原因菌の耐性化が著しいため,感受性動向を把握しながら抗菌薬の選択をすることが重要である.できるだけ原因検索に努め,PK/PDに基づいた治療を心がける.個々の症例に対しては,最新のガイドラインを参考にして治療することが現実的である.今後,新規抗菌薬の開発があまり期待できないため,今ある抗菌薬を大事にするために,耐性菌を増やさないように意識しながら常に抗菌薬の適正使用に心がけたい.
| Key words | 抗菌薬, 適正使用, 小児の特殊性, PK/PD, ガイドライン |
|---|
小児感染免疫 26 (2):279─282,2014
- 第37巻
- 第36巻
- 第35巻
- 第34巻
- 第33巻
- 第32巻
- 第31巻
- 第30巻
- 第29巻
- 第28巻
- 第27巻
- 第26巻
- 第25巻
- 第24巻
- 第23巻
- 第22巻
- 第21巻
- 第20巻
- 第19巻
- 第18巻