機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

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─原著─

Kingella kingaeによる化膿性関節炎の1例

熊谷 雄介1), 外川 正生1)

1)大阪市立総合医療センター小児救急科
〔〒534-0021 大阪市都島区都島本通2-13-22〕


1歳男児.持続する発熱と歩行障害で受診.血液培養でグラム陰性桿菌を検出,MRI所見と合わせ,右足関節の化膿性関節炎と診断した.末梢血白血球数とCRPは軽度上昇のみで,血沈は亢進していた.計3週間の抗菌薬治療で後遺症なく治癒した.血液より分離された菌株と培養陰性であった関節液についてbroad-range PCRを行い,Kingella kingaeと同定した.小児の化膿性関節炎では培養陰性でもK. kingae感染症を念頭に置き,検査・治療すべきである.

Key words Kingella kingae, 化膿性関節炎, 小児, broad-range PCR
受付日 2014年1月6日
受理日 2014年3月19日

小児感染免疫 26 (2):231─235,2014

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