─原著─
骨髄炎を併発した劇症型A群溶血性レンサ球菌感染症の1例
星野 恵美子1), 白石 真大1), 土山 厚志1), 黒岩 由紀1), 森 俊彦1)
1)NTT東日本札幌病院小児科
〔〒006-0061 札幌市中央区南一条西15丁目〕
劇症型A群溶血性レンサ球菌感染症から骨髄炎を併発し,治療に難渋した1例を経験した.症例は5歳の男児,発熱,左足背の疼痛,意識障害を認めた.入院時の咽頭培養,血液培養からA群溶連菌が検出された.Ampicillin,clindamycin,meropenemで加療を行ったが,骨髄炎を併発し治療に難渋した.骨髄炎は蜂窩織炎巣からの直達浸潤で生じたまれな症例と考えられた.
Key words | 劇症型A群溶血性レンサ球菌感染症, A群溶連菌, 骨髄炎, 敗血症 |
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受付日 | 2013年4月5日 |
受理日 | 2014年3月3日 |
小児感染免疫 26 (2):225─230,2014
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