─原著─
Sjögren症候群の女児に発症したBrodie膿瘍の1例
大内 一孝1), 秋岡 親司1), 細井 創1)
1)京都府立医科大学大学院医学研究科小児発達医学
〔〒602-8566 京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465〕
Sjögren症候群の8歳女児に発症したBrodie膿瘍の一例を経験した.右足関節痛で発症し,画像検査で異常がなかったためSjögren症候群による関節痛が疑われた.非典型的な臨床所見より精査を続け,発症2カ月後の造影MRIでpenumbra signを認め,生検によりBrodie膿瘍を伴う亜急性骨髄炎と診断した.原因が明らかでない関節痛では造影MRIや生検を含めた積極的な検索が重要と考えられた.
Key words | Sjögren症候群, Brodie膿瘍, 亜急性骨髄炎, penumbra sign |
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受付日 | 2013年12月20日 |
受理日 | 2014年2月26日 |
小児感染免疫 26 (2):220─224,2014
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