─原著─
2012年度におけるロタウイルス胃腸炎の入院例に対する臨床的検討
武内 俊1), 西村 直子1), 川口 将宏1), 服部 文彦1), 堀場 千尋1), 伊佐治 麻衣1), 岡井 佑1), 後藤 研誠1), 細野 治樹1), 竹本 康二1), 尾崎 隆男1)
1)江南厚生病院こども医療センター
〔〒483-8704 江南市高屋町大松原137〕
ロタウイルス(RV)ワクチンが市販された直後の2012年4月~2013年3月に,当院小児科に入院したRV胃腸炎の149例について検討した.54%が2歳未満で,85%がVesikariスコア11点以上の重症例であった.14例(9%)に中枢神経合併症を認めたが,後遺症なく治癒した.54例で遺伝子型を検討し,すべてRVワクチンがカバーする型(G9P[8]50%,G1P[8]44%,G3P[8]6%)であった.
Key words | ロタウイルス胃腸炎, 重症度, ロタウイルスワクチン, 遺伝子型, 入院率 |
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受付日 | 2013年8月26日 |
受理日 | 2013年12月3日 |
小児感染免疫 25 (4):439─445,2014
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