─原著─
改良抗麻疹IgM抗体測定試薬の信頼性評価:突発性発疹患児ペア血清を用いた評価
吉川 哲史1), 松岡 恵里奈1), 河村 吉紀1), 大橋 正博1), 西村 直子2), 尾崎 隆男2)
1)藤田保健衛生大学医学部小児科学
〔〒470-1192 豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98〕
2)江南厚生病院こども医療センター
改良型抗麻疹IgM検出試薬(B法)の信頼性を評価するため,突発性発疹患児から採取したペア血清を用いて現行試薬(A法)と比較した.A法では80検体中26検体(32.5%)で陽性・判定保留となったのに対し,改良法であるB法では80検体中10検体(12.5%)が陽性・判定保留となった.改良法であるB法でも陽性・判定保留となった患児7例中5例が発症1カ月前以内にMRワクチン接種を受けていた.
Key words | 抗麻疹IgM抗体, 偽陽性, HHV-6B, 突発性発疹 |
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受付日 | 2013年7月30日 |
受理日 | 2013年9月25日 |
小児感染免疫 25 (4):427─432,2014
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