─第44回日本小児感染症学会教育講演─
組織球性壊死性リンパ節炎の病理と臨床―臨床的観点から―
高田 英俊*
*九州大学大学院医学研究院成長発達医学
〔〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1〕
組織球性壊死性リンパ節炎(histiocytic necrotizing lymphadenitis:HNL)は,持続する発熱と有痛性のリンパ節腫脹を主症状とする,原因不明の良性炎症性疾患である.臨床上悪性リンパ腫との鑑別が最も問題となり,この疾患に特異的な徴候がないため,確定診断にはリンパ節生検および病理学的評価が必要である.侵襲的なリンパ節生検をすることなく,HNLを診断する方法の開発が望まれるが,確立されたものはない.われわれはHNLの非侵襲的な診断法を確立するため,HNL患者末梢血単核球で特異的に発現する遺伝子をマイクロアレイ法を用いて検索した.その結果,HNL患者で高発現する5遺伝子(IFI44L,CXCL10,GBP1,EPSTI1,IFI27)を同定した.これらの遺伝子の発現レベルを組合せて判別分析を行うことで,他疾患との判別が可能であった.
小児感染免疫 25 (2):180─184,2013
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