─原著─
肺炎マイコプラズマ感染に伴った視神経炎の1例
真部 哲治1)
1)神奈川県立足柄上病院小児科
〔〒258-0003 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866-1〕
肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumonia,以下マイコプラズマ)の感染に伴い,視神経炎を呈した11歳男児例を経験した.両側の視力低下で発症し,視神経炎と診断後に脱髄疾患の初発症状を考慮して,ステロイドパルス療法を実施したところ,視力は回復した.経過中にマイコプラズマ抗体価の上昇が認められたことから診断に至った.原因不明な視神経炎に対しては,呼吸器症状の有無にかかわらず,マイコプラズマ感染を考慮した診療が必要と思われた.
Key words | 肺炎マイコプラズマ, 視神経炎 |
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受付日 | 2012年6月29日 |
受理日 | 2013年2月1日 |
小児感染免疫 25 (1):35─39,2013
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