─日本小児感染症学会若手会員研修会第3回安曇野セミナー─
レクチャー1 耐性化の時代におけるマイコプラズマ肺炎の治療
グループD
齊藤 勝也1), 磯貝 美穂子2), 福嶋 遥佑3), 張 慶哲3), 染谷 真紀3), 宮崎 恭平4), 浅野 祥孝5)
チューター
坂田 宏6), 成相 昭吉7)
1)春日部市立病院 2)自治医科大学附属さいたま医療センター 3)長野県立こども病院 4)福島県立医科大学 5)埼玉医科大学総合医療センター 6)旭川厚生病院 7)横浜南共済病院
マクロライド耐性マイコプラズマが流行している.耐性化の割合は懸念されているよりも低い可能性があり,耐性化していても重症化する可能性は低い.自然治癒する疾患でもあり,マクロライド系抗菌薬の使用が妥当である.不応例に対しては全身状態が良好であれば現加療の継続を行う.不良であれば,8歳未満では全身管理とトスフロキサシン投与の考慮.8歳以上では全身管理とミノマイシンの投与が考慮される.抗菌薬を適切に使用したい.
Key words | マクロライド耐性マイコプラズマ, マクロライド系抗菌薬, 自然治癒, トスフロキサシン, ミノサイクリン |
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小児感染免疫 24 (4):476─479,2013
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