機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第23巻第4号目次 > 抄録

─原著─

当科で入院加療を行った,パンデミックインフルエンザA(H1N1)2009による肺炎105例の検討―重症と軽症・中等症の比較―

西村 志帆1), 岡田 泰之1), 今中 雄介1)

1)広島市立舟入病院小児科
〔〒730-0844 広島市中区舟入幸町14-11〕


当科で入院加療を要したパンデミックインフルエンザA(H1N1)2009による肺炎を105例経験したので,重症78例,軽症・中等症27例の2群に分類して臨床的特徴の検討を行った.年齢が6歳以上,喘息,あるいは喘息以外のアトピー素因の保有,初診時末梢血白血球数が12,000/μl以上,発熱から24時間以内の呼吸障害出現の5項目が統計学的に有意なリスク因子であった.これらのリスク因子を有する児には慎重な対応が必要と考えられた.

Key words パンデミックインフルエンザA(H1N1)2009, 新型インフルエンザ, 肺炎, アトピー素因, IgE
受付日 2011年2月22日
受理日 2011年7月25日

小児感染免疫 23 (4):401─406,2012

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