─原著─
当院におけるパンデミックインフルエンザA(H1N1)2009感染のサイトカインマーカーの検討
越智 史博1,2), 林 正俊1)
1)愛媛県立中央病院小児科
〔〒790-0024 松山市春日町83〕
2)愛媛大学大学院医学系研究科小児医学
2009年10月~2010年2月に当科に入院したパンデミックインフルエンザA(H1N1)2009(H1N1pdm)患児39例で臨床症状に対するサイトカインマーカーの変動について検討した.罹患早期のsIL-2R,尿中β2MGはインフルエンザA以外の下気道炎例より有意に高値であり,特にsIL-2Rは呼吸障害を有した症例で神経症状を有した症例よりも有意に高値であった(p<0.05).臨床的に高サイトカイン血症が推測される症例ではsIL-2Rや尿中β2MGが早期から高値となった症例が多く,抗サイトカイン療法の適応の有無を決定する有用なマーカーの一つである可能性が示唆された.
| Key words | インフルエンザ, サイトカイン, 呼吸障害, 可溶性 IL-2 受容体, 尿中β2 ミクログロブリン |
|---|---|
| 受付日 | 2011年3月29日 |
| 受理日 | 2011年6月24日 |
小児感染免疫 23 (4):371─377,2012
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