─原著─
RSウイルス感染症の経過中に横紋筋融解症を発症した重症心身障害児の1例
羽生 政子1), 荒川 千賀子1), 石井 和嘉子1), 遠藤 あゆみ1), 渕上 達夫1), 藤田 之彦1), 麦島 秀雄1)
1)日本大学医学部小児科学系小児科学分野
〔〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1〕
症例は重症心身障害児の4歳男児.重症新生児仮死で出生,6カ月時に点頭てんかんを発症し,現在バルプロ酸ナトリウムを内服中である.発熱を主訴に来院し,鼻腔RSウイルス抗原陽性,血清CKの異常高値,尿潜血陽性,ミオグロビン尿を認め,横紋筋融解症の診断で,大量輸液療法を行い救命し得た.
本児のような基礎疾患を有する例では,まれであるがRSウイルス感染症が横紋筋融解症発症の誘因になる可能性があると考えられた.
| Key words | 横紋筋融解症, RSウイルス, 重症心身障害児, 点頭てんかん, バルプロ酸ナトリウム |
|---|---|
| 受付日 | 2010年2月17日 |
| 受理日 | 2010年9月29日 |
小児感染免疫 23 (1):17─21,2011
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