─原著─
幼児,学童における遷延咳嗽の前方視的検討
倉持 雪穂1), 長谷川 理1)
1)西横浜国際総合病院小児科
〔〒245-8560 横浜市戸塚区汲沢町56〕
咳嗽が遷延した105例(年齢7.57±3.63歳)を対象にアレルギー,感染症との関連を検討した.遷延咳嗽の原因はアレルギー性鼻炎(60%),百日咳(44%),マイコプラズマ感染(42%)が多く(結果重複例あり),百日咳症例は慢性咳嗽への移行が多かった.以上の結果より,学童期の百日咳予防接種とマイコプラズマの早期診断は,遷延咳嗽の原因疾患の割合を変化させる可能性があると思われた.
Key words | 遷延咳嗽, アレルギー, 感染症, 百日咳 |
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受付日 | 2009年1月5日 |
受理日 | 2009年9月8日 |
小児感染免疫 21 (4):379─384,2009
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