機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第21巻第3号目次 > 抄録

─原著─

ポリオワクチン関連性麻痺の1例

佐久間 弘子1), 隅越 誠1), 小野 敦史4), 今泉 智子1), 鈴木 久美4), 森田 浩之2), 川名 冬彦3), 細矢 光亮4)

1)星総合病院小児科
〔〒963-8501 郡山市大町2-1-16〕
2)福島県総合療育センター小児科
3)かわなこどもクリニック
4)福島県立医科大学医学部小児科


症例は10月齢の男児.経口生ポリオワクチン1回目接種15日後に,発熱と左下肢の弛緩性麻痺を発症した.頭部CT・MRI,脊髄MRIに異常なく,軽度の髄液細胞数増多を認め,神経伝導速度検査で軸索変性型の障害が示唆された.髄液のウイルス分離は陰性であったが,便からポリオウイルスワクチン株が分離され,後遺症として左下肢の麻痺が残存し,ポリオワクチン関連性麻痺と診断した.

Key words ポリオ, 麻痺, 経口生ポリオワクチン, 急性弛緩性麻痺, ワクチン副反応
受付日 2009年3月3日
受理日 2009年5月28日

小児感染免疫 21 (3):213─217,2009

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