─第40回日本小児感染症学会 ミート・ザ・エキスパーツ─
プライマリケアにおける抗菌薬の使い方
西村 直子*
*江南厚生病院こども医療センター
〔〒483-8704 江南市高屋町大松原137〕
近年,耐性菌の増加が問題となっており,小児科のプライマリケアにおいても,抗菌薬の適正使用に留意して感染症診療を行う必要がある.特に,診療機会の多い気道感染症の多くはウイルス性であり,年齢,患者背景,症状,経過,身体所見,検査所見などからウイルス性か非ウイルス性かを判断し,抗菌薬を必要とする患者へのみ投与することを心がけなければならない.そのためには,日頃から起因病原体の検出状況や分離菌の薬剤感受性の動向を把握しておくことが大切である.
Key words | プライマリケア, 抗菌薬療法, 気道感染症, 抗菌薬感受性, 耐性菌 |
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小児感染免疫 21 (1):49─53,2009
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