─原著─
インフルエンザに伴う熱性けいれんの臨床像についての検討
仲田 真己代1), 鈴木 葉子1), 鈴木 里香1), 鈴木 恵子1), 杉原 茂孝1)
1)東京女子医科大学東医療センター小児科
〔〒116-8567 東京都荒川区西尾久2-1-10〕
2001年11月1日~2002年3月31日までに熱性けいれんで当科を受診した児を発熱の原因によりインフルエンザ群(57例),非インフルエンザ群(44例)に分けて臨床像を後方視的に比較した.性別,年齢,熱性けいれんの既往歴・家族歴,けいれん時の体温,熱性けいれんの型については2群間で差はなかったが,発熱してからけいれんまでの時間はインフルエンザ群で有意に長く,インフルエンザ特有の免疫反応が関与しているためと推測した.
Key words | インフルエンザ, 熱性けいれん, 乳幼児, 発熱, けいれん |
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受付日 | 2007年9月10日 |
受理日 | 2007年12月1日 |
小児感染免疫 20 (1):21─27,2008
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