─第39回日本小児感染症学会インフルエンザ─
2005/06年,2006/07年のインフルエンザ2シーズンに,神奈川県内で異常行動を呈した症例の検討結果―特に「飛び出し・飛び降り」例について―
高橋 協*, 赤城 邦彦*, 池田 裕一*, 王 康雅*, 勝田 友博*, 小島 幸司*, 中尾 歩*, 坂東 由紀*, 森 雅亮*
*日本小児科学会神奈川県地方会感染症委員会
〔〒231-0037 横浜市中区富士見町3-1神奈川県総合医療会館3F〕
神奈川県内の128例のインフルエンザに伴う異常行動について検討した.症例の男女比は1.8:1と男子に多く,男子が高年齢であった.危険を伴う異常行動群は22例にみられた.22例のうち19例は飛び出し・飛び降りやその危険のあった症例であった.この群は他の異常行動群に比べ有意に年齢が高く,男子に多かった.危険な異常行動が全体の異常行動に占める割合は,リン酸オセルタミビルやアセトアミノフェンの使用の有無で差がみられなかった.
Key words | インフルエンザ, 異常行動, 神奈川県, リン酸オセルタミビル, アセトアミノフェン |
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小児感染免疫 19 (4):473─477,2007
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