─第39回日本小児感染症学会インフルエンザ─
2006/07シーズンにインフルエンザと診断された入院症例―岡山市内3施設での検討―
森田 啓督1), 清水 順也1), 安藤 由香2), 楢原 幸二2), 堀川 優子3), 横山 裕司3), 久保 俊英1)
1)国立病院機構岡山医療センター小児科
〔〒701-1192 岡山市田益1711-1〕
2)総合病院岡山赤十字病院小児科
3)岡山済生会総合病院小児科
岡山市内の二次救急を網羅する総合病院3施設における,2006/07シーズンのインフルエンザ入院症例について,タミフル内服の有無と異常行動などの神経学的合併症について検討した.合計90例(男児54例)中,けいれんをきたしたのは37%,異常行動を認めたのは18%であり,タミフル内服例59例に限ると,内服後のけいれん12%,異常行動12%であった.タミフル内服はけいれんや異常行動の危険因子とはいえなかった.
Key words | インフルエンザ, リン酸オセルタミビル, けいれん, 異常言動・行動, 意識障害 |
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小児感染免疫 19 (4):455─461,2007
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