─原著─
小児の伝染性膿痂疹の細菌学的,臨症的検討
古村 速1), 竹川 剛史2), 川崎 浩三3), 尾内 一信3)
1)こむら小児科
〔〒808-0005 北九州市若松区下原町7-13〕
2)山口大学医学部生殖・発達・感染医科学講座小児科
3)川崎医科大学小児科学2講座
近年,伝染性膿痂疹での難治例が増加しており,原因として市中におけるMRSAの増加が考えられた.平成14年度,17年度に伝染性膿痂疹の原因菌の調査を行い,MRSAの割合の変化,また最も有効と思われる抗菌薬の選択について検討した.原因菌におけるMRSAの占める割合は2回の調査とも約25%で変化は認められなかった.MRSAは市中感染症の原因菌として認識し,使用薬剤に対して十分な配慮が必要である.
Key words | 伝染性膿痂疹, 黄色ブドウ球菌, CA-MRSA, 抗菌薬感受性 |
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受付日 | 2007年8月7日 |
受理日 | 2007年10月2日 |
小児感染免疫 19 (4):405─412,2007
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