機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第19巻第4号目次 > 抄録

─原著─

保育園入園1年間での上咽頭培養の変化―Hib抗体測定結果にも言及して―

武内 一1,2), 山上 佳代子1), 嶋田 聡1)

1)耳原総合病院小児科
〔〒590-8505 堺市堺区協和町4-465〕
2)小児外来診療における抗菌薬適正使用のためのワーキンググループ


 入園時点で半数の児がインフルエンザ菌(Hi)を保菌し,入園後1~2カ月でほとんどすべての児がHiおよび肺炎球菌を保菌した.ウイルス性気管支炎,熱性けいれんなどの入院例はあったが,重症細菌感染症での入院例はなかった.肺炎球菌のほとんどがpbp2x遺伝子変異を有し,秋以降Hiの一部はインフルエンザ菌b型(Hib)であった.肺炎球菌は1年間で頻繁に血清型が変化した.7割以上の児で自然獲得免疫としてHib抗体が陽性であり,Hibへの曝露が疑われた.

Key words 肺炎球菌, インフルエンザ菌b型, 保菌, 自然獲得免疫, Hibワクチン
受付日 2007年8月1日
受理日 2007年9月6日

小児感染免疫 19 (4):399─403,2007

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