─原著─
エコーウイルス4型が原因と考えられた新生児重症全身型感染症の一例
本間 英和1,2), 中山 哲夫3), 番場 正博1)
1)横須賀共済病院小児科
〔〒238-8558 横須賀市米が浜通1-16〕
2)慶應義塾大学病院小児科
3)北里生命科学研究所ウイルス感染制御学研究室
エコーウイルス4型が原因と思われた新生児重症全身型感染症の一例を経験した.症例は,低体温,無呼吸,播種性血管内凝固(DIC),難治性けいれん,その後の水頭症を認め,ウイルス性脳炎が考えられた.ウイルス分離は陰性で,原因の特定に難渋したが,髄液のエンテロウイルスPCR検査よりエコーウイルス4型のウイルスRNA同定が可能であった.
Key words | エンテロウイルス, PCR法, 脳炎, 播種性血管内凝固, 新生児感染症 |
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受付日 | 2006年8月15日 |
受理日 | 2007年6月1日 |
小児感染免疫 19 (3):229─233,2007
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