機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

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─原著─

インフルエンザウイルス抗原検出試薬(ポクテム®S インフルエンザ)・RSV抗原検出試薬(ポクテム®S RSV)の評価―検体抽出試薬共通化の有用性の検証―

浜本 芳彦1), 浅井 定三郎2)

1)浜本小児科
〔〒559-0033 大阪市住之江区南港中2-1-99〕
2)あさいこどもクリニック


 2005/06年冬季にインフルエンザウイルス抗原検出試薬およびRSV抗原検出試薬の評価を行い,インフルエンザ疑いで陰性の5.4%からRSVを検出,RSV疑いで陰性の3.5%からインフルエンザウイルスが検出された.評価の対象にしたキットは検体抽出試薬が共通化されており,インフルエンザウイルスとRSVの両方を鑑別する際に,2種類を同時に使用することで,単回の検体採取で済み,患者苦痛の軽減につながるという有用性が確認された.

Key words カゼ症候群, インフルエンザ, RSV, 迅速診断
受付日 2006年9月7日
受理日 2006年11月15日

小児感染免疫 19 (1):19─25,2007

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