機関誌「小児感染免疫」 オンラインジャーナル

抄録

機関誌「小児感染免疫」オンラインジャーナル > 第18巻第4号目次 > 抄録

─原著─

インフルエンザ罹患時の異常言動に関する臨床的検討

五島 典子1), 中野 貴司1), 長尾 みづほ1), 庵原 俊昭1)

1)国立病院機構三重病院小児科
〔〒514-0125 津市大里窪田町357番地〕


 2005/06年シーズン,当院に入院したインフルエンザ症例は50例あり,入院理由は異常言動が最多(14例,28%)であった.異常言動を呈した例は,男児,年長児に多かった.異常言動の初発はインフルエンザ発症早期に目立ち,発熱から24時間以内の例が10例(異常言動症例の71%)であった.6例では抗インフルエンザ薬内服前に異常言動を認めた.異常言動発現後12時間以内に脳波検査を行った例が4例あり,全例で徐波を認めた.異常言動はインフルエンザ罹患時の中枢神経症状の一つであると考えられた.

Key words インフルエンザ, 異常言動, 熱せん妄, 脳波, 脳症
受付日 2006年6月28日
受理日 2006年8月17日

小児感染免疫 18 (4):371─376,2006

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