─第37回日本小児感染症学会─
小児の抗菌薬療法―新生児に対する使い方―
佐藤 吉壮*
*富士重工業健康保険組合総合太田病院小児科
〔〒373-8585 太田市八幡町29-5〕
新生児に抗菌薬を投与する場合,薬物の体内動態が異なること,特有の副作用が認められることなどを考慮する必要がある.具体的には,1回投与量は小児科領域における投与量と同量として,投与間隔を日齢に応じて延長する投与方法をとる.重症仮死,急性腎不全などではさらに投与間隔を延長する必要があり,腎機能の改善とともに投与間隔を短縮していく.さらに抗菌薬に選択については,新生児領域において有効性,安全性が確認されている抗菌薬を選択する必要がある.
Key words | 新生児, 抗菌薬療法, 体内動態, 副反応 |
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小児感染免疫 18 (2):152─159,2006
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